このシリーズで紹介させて頂いているメゾンH邸は、築24年の鉄骨3階建ての賃貸アパートです。
最初お話を頂いたときは、これから永く安心して住めてお貸しできるよう、建物診断をし修繕すべきところを洗い出し改修工事をすることと、永く安心してメンテナンス工事頼める工務店を紹介してほしいということでした。
そこで、工務店は当社の方で今までの工事実績から信頼できるところにはじめから入ってもらい、まず、設計、工務店で建物調査をすることから始めました。
そして、設計、工務店、各職種の専門家と打ち合わせをし、詳細な修繕計画を練りました。
無事建物竣工したときには、その各専門職の方から直接お客さんに施行した工事内容を現場で説明してもらいました。
ここが大事です。お客さんも専門用語で訳わからないなりにも、疑問に思ったことを直接職人さんから聞けます。
そうしてまとめたのが建物修繕報告書です。
ここには、もとの不具合状態、その修繕をどの方法でいつ、どのメーカーの製品を使って施行したのかを記してあります。
これをお客さん、設計、工務店で各1冊ストックしておきます。
将来、万一不具合でても、そこがこのとき修繕したものなのか、したのならどう施行したのかがわかることにより、その後の対応は非常にスムーズになります。
このお客様のケースのように、個人で持ってらっしゃる賃貸アパートですと管理会社がついていなく
ご自分達素人で管理なさっているケースが多いです。
(通常の分譲マンションだと管理会社がはじめからついていて、建物の修繕計画ができていたりしますが。)
大切な資産、永くつきあっていく建物ですので、やはり専門家と組んで適正なメンテナンスを施行していくことをおすすめします。