我が家を設計し、多くの方にご協力頂いて完成したとき、改めて家は自分たちだけのものじゃない、
ということを感じました。
引っ越しの荷物もまだ片づかない新居で、工事に携わった方々をお招きして「お疲れさま会」を開きました。
皆本当にご自分がおすまいになるかのように真剣に取り組んでくださったのです。
コーポラティブハウスは通常のマンションと違い、各部屋すべて仕様がちがいます。いうなれば戸建住宅の集合体で、施主が複数いるということ。その現場の大変さたるや通常のマンションの比ではありません。毎晩皆さん頭をひねり、ケンケンガクガクの毎日でした。
しかし、皆さん、はじめて経験されたこのコーポラティブハウスで、通常住まい手の顔が見えないで施工するのが当たり前となっているところを、今回は住まい手の顔が浮かんで仕事にやりがいがあったと感想をおっしゃってくださったのです。
今皆さんの家はだれが、どのような職人さんがはいって創られたものかわかりますか?私も前に住んでいた分譲マンションではわかりませんでした。
コーポラティブハウスは作り手、住まい手を結ぶことができるすまいづくりなのです。