住宅のご依頼が多い当設計事務所に、クリニックの設計のお話がきました。
我々アトリエ系とよばれている小規模な設計事務所は、お仕事が住宅関連にに偏りがちで、
他分野の設計にみんながそれぞれ追求して活動しているとはいいにくい状況です。
本来、クリニックにも内科、外科、それぞれ専門分野があるように、建築設計の業界にも、それぞれ専門性を突き詰めるべきだと思います。
ところで、クリニックは病気になっている人を直す場であり、あるときは優しく癒し、あるときは元気づけたり、もっとも人に寄り添った設計であるべき場であります。
また、先生にとってはご自身の医学に対する信念を全うする場であるとともに、ビジネスの場であることもまた事実です。
このヒューマンな癒しの場と、先生のコンセプト、効率性を重視した場づくりをいかに融合させるかが、設計のポイントです。
我々建築家も勉強すべきこと山ほどあります。
今回は東京の下町で新規開業なさる若い先生のクリニック。
地元の人に愛される地域に根ざしたクリニックというのがミッションです。
先生にも、患者さんに喜ばれるようなクリニックになれるよう、がんばろう。
下記は以前設計した、内科クリニックの写真。