当社の場合、住宅の設計のご依頼を頂くと、個人的にキッチンを重視したりします。
毎日料理しないまでも1日のうちに絶対何度か立ち入るキッチンは、ある意味家族にとって家の支柱のような気がします。
ここがうまく機能することで家はうまく廻っていくと考えるのは言い過ぎでしょうか?
我が家を例にとると
そうすることで私だけでなく家族や友人達も入りやすくなります。家で孤独に料理するということから解放されます。
・また、アイランドカウンターにシンクを持ってきて、ガスコンロは油はね、匂いなど考慮して奥まったところに設置しがちですが、私はアイランドにこそ持ってくるべきだと考えています。
つくってすぐサーブできるし、料理するのをデモンストレーションするのも楽しいではないですか。
そのとき注意するのはカウンター材料とレンジフードの性能です。
この場合、カウンターはナチュラルクオーツ90パーセント含有のメンテナンスフリーの人工大理石のカウンターと、レンジフードは最も排気量が多く、かつ静音レベルものを捜しました。(油はねもにんにく料理もへっちゃらです。)
・後試みたのはマグネット黒板。(引戸になっていて、開けると収納になっています。)
ここには料理にレシピの切り抜きはったり、今晩の献立書いたり。
キッチンは水を使う場所なのでノートなどの紙類を持ち込むのが厳しいので、これはとても重宝します。
・シンク側のカウンター材料ははステンレスヘアライン。水を使うところにはやはり一番機能的です。
・シンクは深型が機能的です。(水撥ねも防げるし、それに洗ってないお皿も隠せるし。)
・あと、カウンター奥には同素材で調味料置き場、洗剤置き場、まな板置き場、あと、料理本をたてかけられるポケット収納をつくりました。
よくレーリングシステムなどで同じ機能のものがありますが、あれだと丸見えになってしまうので、この場合なるべく露出させたくないのでこのようなタイプでつくりました。
・それと、当社でよくやる手法ですが、吊棚はFRPグレーチングとし、水切り台、ゆでた野菜などの置き場に使います。この棚までステンレスだと、オープンキッチンの場合、リビングから見た場合浮いてしまうからです。
とにかくキッチンは住宅の中で考えていても一番楽しいところ。
ここがうまくいけば家族はハッピーになれる♪
皆で楽しんでお料理できたり集まれたりする♪
我が家の場合遊びに来た友人は、まず最初にこのカウンターに集まってきます。